こんにちは!
“世界一やさしい英語講師“として活動中のRikaです♪
普段は小中高生向けに超やさし〜い家庭教師をしたり、社会人向けに全然怒らない甘〜い英語コーチをしております♪
この記事では、中高生が留学すべきかどうかという点を中心に、あくまで私見ですが考察しています。

日本人が英語を話せるようになるためには、やっぱり留学が1番手っ取り早い方法なんじゃないの?

もちろん海外留学はお子様にとってすばらしい経験になりますが、実は、「英語学習=留学」とは限らないんです。

へ~そうなんだ!最近は中学生でも夏休み期間を活用して短期留学する子が増えてるよね。周りのみんなが留学していると、自分も早く留学して現地で生の英語を身につけなきゃって思っちゃうよ。

そうですね、お気持ちとってもよく分かります。でも慌てて留学を決めてしまうその前に、みなさんに一度考えてみてほしい事があるんです。今回の記事が留学の必要性を感じている学生さんや、お子様の留学を検討しはじめていらっしゃる保護者の方へ少しでも参考になれば幸いです。
英語力UPのために留学は必要?

「やっぱり英語を話せるようになるには、海外生活が一番手っ取り早いのでは?」
と思ってしまうのは至極当然のことだと思います。
ですが先に結論を言ってしまうと、実は短期留学でペラペラになれる子はほとんどいません。
英語の基礎がないまま海外に行っても、全くついていけず、何も話せなかった…ということも。
中高生が英語を話せるようになるためには、まず文法や単語といった基礎知識が欠かせません。
そしてその基礎力は十分学校の授業で養えるものなのです。
つまり、留学せずとも簡単に国内でも身につけられます。留学は「魔法の手段」じゃない

本当に数ヶ月程度の留学で誰でも自然と英語が身につくなら、日本人は今ごろ全員英語ペラペラなはずですよね?
残念ながら現実はそんなに甘くありません。
基礎がないまま留学に行った際によくある話ですが、
✔ 英語力に自信がなく日本人同士で固まる
✔ 授業が理解できず聞くだけで終わってしまう
✔ 現地で話しかける勇気が出ない
そんな壁にぶつかる子も多いのが実情です。
こうならないために、何をするために留学に行きたいのかという明確な目的を事前に考えておく必要があります。
留学の「本当の目的」は?

留学で本当に得られるのは、“英語力”よりももっと大切なものかもしれません。
たとえば…
・異文化の中で戸惑いながらも一歩踏み出す勇気
・普段出会えない人との関わりで広がる視野
・自分の意思が伝わった時の喜び
・「もっと知りたい」という自発的な学びの芽
これらの経験は、子どもにとって一生ものの思い出になることは間違いないですし、そういった経験から得られた気づきが次なるステージを目指すきっかけとなります。
英語を“ただ勉強するもの”から“目的達成のために使えるもの”へと変える力を養うことが、留学の本当の価値だと私は感じています。英語が楽しくなるきっかけ

現地でしか得られない経験や価値はたくさんありますが、単に英語の成績を伸ばすきっかけや、海外への興味や好奇心は家庭内でも十分育てることができます。
何がきっかけで英語に興味を持つか、勉強に火が点くのか、親としては予測しがたい部分ではありますが、実際ほんとに些細なことがきっかけになるんです。
たとえば…
・サッカーが好き
→海外のサッカー選手のファンになる
→その選手のインタビューの内容が知りたくて英語にハマる
・洋画(ハリーポッター、ディズニー映画等)が好き
→作品自体や声優・俳優さんにハマる
・海外旅行が好き
→海外YouTuberの旅行動画を視聴
→その国に行きたくて英語学習の熱が上がる
・洋楽が好き
→同じ趣味の外国人の友達とSNSで繋がる
→その子とチャットしているうちに英語を覚える
こんな子たちがいましたが、みんな最初は英語の勉強なんて全く興味がなかったですし、学校の英語の成績やテストにも最初は全然無関心といった感じでした。
しかしひょんなことから一旦本人に火がつくと、「外国っておもしろい!」「英語で話してみたい!」という気持ちをより引き出します。
興味を持った子供は周囲に強制されずとも、自発的にどんどん勝手に勉強して伸びていきますので、ここまで来ればもう学校の成績やテストは余裕です(笑)
こういったステージに自分から突入してもらうためにも、私は自分の生徒たちに学習を強制したくないわけです。
生徒に興味を持ってもらえるような種まきをしながら見守っていれば、意外と来たるべきタイミングで生徒が覚醒し始めるので、「この子はいつ覚醒するのかなぁ?」と毎回楽しみにしながら授業してます(笑)コスパ良く国内で英語力UP

「英語ができるようになるには、やっぱり海外じゃないと…」
そのように思われがちですが、個人的には国内で学んだ方がしっかりとした英語力がつくと思ってます。
私自身の話をすると、英語留学の経験はありませんが、英語は俗に言うペラペラという状態です。
なぜこうなったかというと、学生時代に学校の英語の授業をしっかり聞いていたということと、英語への興味で強制されなくても自発的に勉強を続けたからです。
つまり、
国内での勉強+興味
この2つさえあれば海外留学よりもはるかにコスパ良く英語を習得することが可能だということです。
・学校の授業や定期テストで文法基本をしっかり身につける
・必要に応じて苦手な部分だけ個別の塾や家庭教師がフォロー
・会話力はオンライン英会話や学校の国際交流プログラムに参加して伸ばす
留学前にこういった基礎固めをしているかどうかで、現地で吸収できるものの質や量がまったく変わってきます。
海外に行くかどうかという事より、「なぜ学ぶか」、「何を学ぶか」、「どうやって学ぶか」、「どう好きになるか」といったことの方が大切です。
それでも留学させたいなら…

もし留学を前向きに検討されているなら、ぜひ以下のポイントも一緒に考えてみてください。
①目的を「英語力」だけに絞らない

留学で得られるのは、語学だけではありません。
視野の広がり、人との出会い、自立心など、人生に深く影響を与える要素がたくさんあります。
「英会話を上達させに行く!」
というざっくりした抽象目標よりも、
「現地で外国人の友達を◯人作る!」
「ホストファミリーに自分の趣味について説明する!」
などという具体的な目標を掲げて旅立たれるのをオススメします!
②性格に合ったスタイルを選ぶ

外向的な子、慎重な子、初めての海外で不安な子など、お子様のタイプによって向いている留学プログラムは異なります。
「ひとりぼっちでホストファミリーと上手くやっていけるのか?」
「学生寮だと集団の中で気疲れ、萎縮しないか?」
「1人でマイペースに学べるプログラムはないか?」
など、色々と検討してみてください♪
③帰国後が肝心

留学はゴールではなく、新しい学びのスタートです。
現地で何を感じたか、なぜそう思ったかなど、帰ってきてから沢山話を聞いてあげてください。
お子様の学習へのモチベーション維持や、今後の学習への留学経験の活かし方を一緒に考えてあげましょう。
「好き」こそものの上手なれ

英語も、留学も、結局は「好き」という気持ちがあってこそどんどん力になります。
無理に海外に行かせなくても、日々の小さな体験の積み重ねで世界を広げることも十分できます。
英語ができるということも勿論大切なのですが、留学に限らず「人との交流や異文化体験にワクワクできる心」を育ててあげることにもたまにサポートしてあげられるとより良いですね♪
この記事がその子らしい学び方を見つけるヒントになれたらとても嬉しいです!💖
最後までお読みいただきありがとうございました🥰