こんにちは、”世界一やさしい英語講師“として活動中のRikaです♪
この記事では、私が普段から自分の生徒達にどのようなことを心がけながら指導しているか、厳選して5つお伝えします。
「塾や家庭教師を始めても成績が伸びない」、「どのスクールにも合う先生がいない」等のお悩みを抱えてらっしゃる方々に少しでも参考になれば幸いです。
もしかしたら原因は意外と生徒ではなく先生側にあるかも…?
ぜひご自身が接している先生の特徴と比較しながら読んでみてください!
目次
- なぜ私は怒らないのか
- 生徒を伸ばせない先生
- 成績を上げるための工夫5選
- 1. たくさん褒める
- 2. 大量の雑談
- 3. 否定しない
- 4. 強制しない
- 5. 共感する
- 私の優秀な生徒達
なぜ私は怒らないのか

「世界一やさしい英語講師」という肩書きで色々な生徒さんを指導してきましたが、文字だけ見ると「具体的に何がどうやさしいの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
「表情が笑顔でやさしそうな印象なの?」
「声色や口調が柔らかくて言い方がやさしいの?」
「性格が温厚で人当たりがやさしいの?」
「指導内容がスパルタではなくやさしいの?」
正解は、全部です!!!!笑
私が人に腹を立てたり争ったりしない元々の気質によるところも大きいのですが、目的意識を持って意図的に優しくする時もあります。
私の生徒達は全員このやさしい指導法で成績を伸ばしてきました。
「先生たるもの、威厳が必要では?」
「時には注意することも必要では?」
こういった考えをお持ちの先生もいらっしゃるでしょう。
私個人の意見ですが、叱るという行為は上下関係の中で発生するものだと思っています。
私は生徒達よりも英語に関する知識は豊富ですが、あくまでその知識を使って彼らをサポートしている対等な存在に過ぎないので、「先生」とは名ばかりで偉くもなんともないと思っています。
自分は生徒達と対等な存在だという前提があるので、上から目線で注意したり叱ることなく彼らと同じ目線でいつも授業に臨みます。
生徒を伸ばせない先生

学校や集団塾の先生のように、大勢の生徒に対して一斉に授業をするタイプの先生の場合は、生徒全員の成績が伸びなくても先生側に過失があるとはあまり考えにくいです。
集団授業の理解度にはどうしても個人差がありますからね。
ただし、個別指導や家庭教師のようにマンツーマンで授業をしても生徒を伸ばせない先生の場合は、先生側に原因がある事が多いと思います。
生徒の成績を伸ばせない先生の最大の特徴は至ってシンプル!
生徒に嫌われる先生です。
何度も会っているのに目の前の生徒1人の心さえ掴めない先生には、その生徒の成績を上げさせることも同様に不可能です。
どの先生も教えている内容や解説はほぼ同じ。
同じことを教えているにも関わらず「好き」と判断される先生と「嫌い」と判断される先生の差が生まれるのは、教える際の言葉の選び方などに問題があると言えるでしょう。
「生徒はどうすれば心を開いてくれるだろう?」
「どんな風に伝えたら理解しやすいだろう?」
生徒が指摘されて不愉快に感じないよう配慮しながら、どのように伝えれば自然な流れで理解してもらえるかをきちんと考えて授業をしていれば、極端に生徒に嫌われることはないでしょう。
個別指導はそれぞれの生徒に合わせて内容をカスタマイズできるところがメリットなのに、それができない先生には当然生徒の理解度や成績にコミットすることも難しいでしょう。
ただ怒らず何も指摘せず甘くして生徒に好かれれば良いというわけではありません。
生徒をできるだけ悲しい気持ちや不快な気分にさせることなく、生徒にとって耳が痛い話(成績や間違えた問題の指摘など)をするための工夫をすることが必要なのです。
成績を上げるための工夫5選

単に「成績のため」というわけではありませんが、私が日頃から自分の生徒達と接する時に心がけている事を5つご紹介します。
すぐに成績に直結するような即効性のある方法とは言いがたいですが、こういった工夫の積み重ねが後々の成績に響いてくる事を経験から知っているので、ぜひぜひ参考にしていただきたいです。
1. たくさん褒める

これは当たり前の事なのですが、案外できていない先生が多い気がします。
個人的には褒める回数は多ければ多い方が良いと思っています。
ただ一口に褒めると言っても、細分化すると、その子の持つ元々の才能を褒める時と、努力した過程を褒める時の2種類あります。
才能を褒めるパターンだと、例えばテストが30点の生徒がいたとして、単語問題で20点、文法問題で10点取れていた時は、「暗記得意なんだね!凄いね!漢字とか歴史も得意なの?」など、生徒の適性がある分野、得意分野を見つけ出し、素質を褒めてあげます。
努力過程を褒める時は、30点のテストが35点になったタイミングや、特に何の成果も出ていなくても毎日遅くまで勉強している時など、頑張っているという事実に対して労をねぎらって褒めるパターンです。
才能と努力の両方の観点から生徒を見ていれば、無理に褒めようと意識しなくても褒めるべきポイントはたくさん見つかります。
「英語が嫌い」、「英語が苦手」と感じている生徒の多くは、コンプレックスを感じて自信を失くしている場合がほとんどなので、たくさん褒めてあげることで彼らの苦手意識を払拭し、悲観的にならずに英語と向き合ってもらうことを目指します。
私の生徒は全員どんなに英語が苦手な子でも数ヶ月あればほぼ苦手意識は無くなっています。
苦手意識が薄れると徐々に点数が上がり、最終的には「得意」と感じるに至るのが通例の流れです。
2. 大量の雑談

生徒を本気で理解するためには、授業に直接関係ない話を沢山することも必要です。
まず、仲良くなったり打ち解けてもらえることで、生徒に何でも質問や相談をしてもらいやすくする効果があります。
そしてその子がどんな性格でどんな考え方をする子なのか、より理解しやすくなるので、指導する際にどんな伝え方をすればより理解してもらえるかのヒントにもなります。
論理的で現実主義な生徒には徹底的に理屈や法則や単語の語源から淡々と説明してみたり、感受性豊かでクリエイティブな生徒には難しい話は極力避けて絵を描いてイメージさせながら解説したり。
日頃の雑談には色々な工夫を柔軟に施すためのヒントがギッシリ詰まっています。
「話しすぎて授業の時間が短くなると効率が悪いのでは?」
と思うかもしれませんが、生徒が勉強に集中できる状態ではない時に無理に知識を叩き込む方がかえって非効率だと私は考えています。
生徒の心が疲れていたり、元気がないときには、まずは雑談で心をほぐしてから、勉強モードに切り替える方が結果的に効率が良くなります。
雑談によって生徒の心の状態を整えることも、指導の一部だと捉えています。
3. 否定しない

生徒がどんなことを言っても、基本的に否定はしません。
たとえば、間違った答えを言ってしまった時でも、「それは違うよ」ではなく、
「なるほど、そう考えたんだね。ここはこうなるんだよ」と肯定を挟んでから訂正します。
否定されると、人は心を閉ざしてしまいます。
特に自己肯定感が低い生徒ほど、否定されると一気にやる気をなくしてしまうので、慎重に言葉を選びながら接することが重要です。
生徒に「この先生は自分を否定しない」という安心感を持ってもらうことが、良い関係性を築き、成績アップにつながるのです。
4. 強制しない

「宿題を絶対にやってきなさい」とか「この問題集を完璧にしなさい」といった強制は、基本的にしません。
もちろん、必要な課題は提案しますが、やるかやらないかは生徒に委ねます。
「これをやるともっと良くなるよ」、「こうすると次に進みやすいよ」と提案型で伝えることで、生徒自身に「やろう」という主体的な意志を自分で育ててもらいます。
強制されたことはやらされ感が強くなり、やる気が続かないものです。
主体的に動けるように導くことこそが、長期的な成長につながると信じています。
5. 共感する

生徒の気持ちに寄り添い、共感することも非常に大切にしています。
「分からない」と言われたら、「そうだよね、これは難しいよね」とまず気持ちに共感します。
「やりたくない」と言われたら、「やりたくない気持ち、分かるよ」と一旦受け止めます。
共感した上で、どうすれば少しでも楽しく取り組めるかを一緒に考えます。
感情を無視してただ教えるだけでは、生徒は心を閉ざしてしまいます。
まずは気持ちに寄り添うことで、生徒が安心して心を開き、前向きな気持ちで学べる環境を作ることを大切にしています。
私の優秀な生徒達

これらの工夫を積み重ねることで、私の生徒達は皆とても素晴らしい成長を遂げています!
中には元々「英語が嫌いで仕方ない!」と言っていた生徒が、数か月後には「英語が楽しい!好きになった!」と言ってくれることも。
苦手だった英語で90点以上を取れるようになった生徒もいますし、学校の先生に褒められるようになった生徒もいます。
生徒達の成長する姿を見るのが、私にとって最高の喜びです。
これからも、やさしさをモットーに生徒一人一人に寄り添った指導を続けていきたいと思います♪
🌸最後までお読みいただきありがとうございました🌸