こんにちは、”世界一やさしい英語講師“として活動中のRikaです♪
この記事では、英語力が就活市場においてどの程度価値があるものなのか、私の経験と体感を基にメリットを4つご紹介します。
「子供の将来のために英語力をつけさせたい」、「少しでも就職活動を有利に進めたい」といった方々に少しでも参考になれば幸いです。
目次
- 日本人の就活スタイル
- 「英語力さえあれば将来安泰」は本当?
- 就活でのメリット4選
- 資格欄のインパクトが強い
- 勤勉さをアピールできる
- 即戦力になれる可能性あり
- 選択肢の幅が広がる
- ちなみに転職活動ではどうか?
- 意外と簡単♪ビジネス英語
日本人の就活スタイル

同じような黒スーツをまとった学生が一斉に色々な会社にエントリーし、会社説明会や面接にゾロゾロと列を成して参加する姿は、もはや日本の風物詩でもあると言えるでしょう。
こういった日本特有の就職活動は、外国の方々から見るとかなり異質なようです。
海外では、学生時代に学んだことを活かし、自分の専門性と関連のある会社や職種に進むのがごく一般的。
しかし日本では、特に文系の場合、教育学を学んだ学生が銀行で営業マンになったり、経済学を学んだ学生が飲食店に勤めたりと、自身の出身学部や専攻に関係なく自由に職業を選択することができます。
教育学を学んでも別に教職に就かなくてもいいし、経済学を学んだからといって必ずしも銀行や証券会社に入社しなくていいわけですね。
これは、日本の企業が一般的に、専門性の無いまっさらの新入社員の状態から、将来活躍する人材に時間をかけてゆっくり育てていこうという方針で採用活動を行っていることに起因しています。
「英語力さえあれば将来安泰」は本当?

私がこれまで家庭教師をしてきた中で、保護者の方々によく言われるのが、
「うちの子は勉強が本当にダメで…せめて英語さえできれば将来何とかなるのに…」
というもの。
勉強が苦手でも、留学や英会話スクールで何とか英語さえ身につければ就職に有利に働くだろう、という推測からそのように仰るのでしょう。
英語力だけあれば苦労なく生きていける、という表現はあまりにも大袈裟ですが、確かに今後も社会のグローバル化に伴って外国語の運用能力がある人材が重宝される、というのは正しいと思います。
私は普段社会人の方にもビジネス英語やTOEIC対策などを指導しているのですが、
「最近社内でグローバル化が進んで、急に英語の会議に参加する必要があって…早急に英会話を身につけないと…」
などと慌てて依頼に来られる生徒さんが最近非常に多いです。
このように、今後もますます語学力が求められる場面は増えていくと言えるでしょう。
就活でのメリット4選

しかし、スキルに関係なくどんな職にも応募できる日本型の就職活動の場合、英語という武器はどの程度役に立つのでしょうか?
「スキルや出身学部に関係なく採用してもらえるなら、語学力があっても大して意味がないのでは?」
という疑問が湧いてもおかしくありませんよね。
それでは、私が大学在学中の就職活動で感じた実体験をもとに、英語力がもたらす就活上のメリットを4つご紹介したいと思います。
1. 資格欄のインパクトが強い

特に大手や有名企業になればなるほど、大勢の学生が一斉に応募してくるため、採用担当者にとって応募者全員の履歴書をじっくり読むことはかなり難しいでしょう。
「学歴フィルター」という言葉があるように、インパクトのある大学名など、一目で印象を残せるパンチ力がある履歴書以外は、残念ながら最後まで読んでもらえない可能性さえあります。
そんな時に役に立つのが資格欄です。
運転免許以外に、簿記や◯◯検定◯級など、色々書けるものがあると自分の特長を一目で分かってもらいやすいです。
私の場合、ここで大いに役に立ったのが英検やTOEIC等の資格です。
自己PRや志望動機など自分から話さなくても、面接官の方から、
「TOEIC900点オーバー!凄いね!」
と言ってくることがどの面接でもありましたし、
面接官「どうやって勉強したの?留学したの?」
私「いや、留学はしてません。独学です。」
面接官「へー!努力家なんだねー!!」
と、自己PRで言おうとしてた内容を先に奪われることもありました(笑)
英語の資格に限らず、経済学部なら簿記、教育学部なら教員免許など、種類はご自分の専門分野にあったもので構わないのですが、
「どうしよう!自分には何もない!」
と困った時に短期集中で勉強すれば比較的点数が取りやすい資格がTOEICなので、就活解禁前の期間に取っておくと自己アピールのネタになるでしょう。
2. 勤勉さをアピールできる

語学という得意分野があると、才能よりも勤勉さの面で評価してもらえることが多いように感じました。
「英語ができるなんて、才能あるんだね!」
と言われたことは実は一度も無いのですが、
「英語ができるなんて、真面目なんだね!」
と言われたことは何度かあります。
理由はハッキリとは分かりませんが、絵画や音楽に比べると語学の方があまり才能に関係なくコツコツ継続すれば上達するイメージがあるからでしょうか?
確かに生まれた頃からいきなり英会話のスピーチをし始める赤ちゃんなんて聞いたことありませんものね(笑)
「自分はこんなにも地道な努力を重ねることができる人間です!」とアピールするには十分な材料となるでしょう。
3. 即戦力になれる可能性あり

冒頭申し上げたように、新卒採用型の企業だと、どんな分野でも活躍できるゼネラリストを育成する方針の企業のほうが多いように思います。
しかし、例えば社内で海外の案件に携わる部署、英語でメールをする機会がある部署などが存在するとしたら、そこでは他の学生よりも既に英語の運用能力のある学生の方が即戦力になる可能性は高いですよね。
ゼネラリスト達が集まって勝負をする土俵だからこそ、ちょっとした専門性を身につけているスペシャリストが際立ちます。
この場合は帰国子女やバイリンガル、TOEIC900点などという大した肩書きが無くてもいいです。
周りよりもほんの少し英語に長けているというプチ専門性が、あなたを即戦力のある人材に魅せるお手伝いをしてくれるでしょう。
あるいは、「国際部門」や、「海外担当」など部門別に新卒採用をしている企業なども狙いやすくなりますので、そういった場合は入社後に即戦力として活躍できる可能性がグンと上がりますね!
4. 選択肢の幅が広がる

例えば募集要項に「TOEIC◯◯点以上」「社内公用語は英語」などという記載があると、その条件を満たしていない限りそれらの企業にチャレンジする権利すら無くなってしまいます。
「英語に自信がないから外資系はやめておこう」
「受けたかったけどTOEICの点数が足りないから断念しよう」
と、選択肢を狭めてしまうことになるので、そういう意味では英語力があるだけで可能性は無限に広がります。
社会のグローバル化に伴い、どの企業も海外進出しているところが最近はほとんどです。
「御社が注力する海外進出に貢献したいです!」
という決めゼリフのおかげで私の就活は負け知らずでした(笑)
だってこのグローバルな時代に海外進出に消極的な企業なんて存在しませんからね…
ちなみに転職活動ではどうか?

新卒採用だけでなく、もちろん転職活動にもかなり有利に働きます。
というより、むしろ転職活動の方がポテンシャルよりも前職で培った経験やスキルなど、その人の専門性を求められるので、尚のこと有利と言えるでしょう。
外資系企業であれば日々の業務に加えて、面接自体も英語で行うところが多いですね。
日系企業であっても、面接担当者や担当役員が外国人転職活動という場合や、メインの取引先が海外の顧客という場合は、英語はできるに越したことは無い模様です。
せっかく能力もスキルもやる気もあるのに英語力が原因で面接のチャンスを棒に振ることになっては勿体無い!
そんな思いで一生懸命ビジネス英語の学習をされている生徒さん達を見てると、いつも盛大な拍手を送りたい気持ちになります。
大人から始めても決して遅くありません!
必要なのはやる気だけですよ。
意外と簡単♪ビジネス英語

「日常会話を完璧にしてからじゃないと!」
「ビジネス英語なんてハードル高すぎる」
と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は全然そんなことありません。
日常会話だと、友達との会話から買い物のシーンから、デートや飲み会、学校や家の中など、とにかく話題もシチュエーションも使う言葉の種類も広すぎるんです。
それら全てを網羅するよりも、会議、プレゼン、商談など、ある程度使うシーンが決まっているビジネス英語の方が楽に対策することができます。
友達との雑談だと、どんな話題が飛び出してくるか全く予想できないけど、英語面接なら聞かれる質問はだいたい予想ができるので、決まったフレーズや文章である程度は対策できますよね。
自分にはできないって最初から諦めてしまう前に、まずは勇気を出して一歩踏み出してみてください♪
1人じゃ勇気が出ないという方は気軽にいつでもご相談くださいね。