こんにちは、”世界一やさしい英語講師“として活動中のRikaです♪
この記事では、集団塾・個別指導塾・家庭教師サービスそれぞれの特徴と、お子様ごとの向き不向きについて考察しています。
「子供が成績不振で塾に入れようか検討中」、「子供を塾に入れたけど成績が改善しない」といった方々に少しでも参考になれば幸いです。
目次
- 何が合うかは人それぞれ
- 集団塾向きの生徒
- 個別指導塾向きの生徒
- 家庭教師サービス向きの生徒
- 個人の性格に合った選択を!
何が合うかは人それぞれ

私は過去に塾で指導していた経験もありますが、家庭教師として生徒一人一人に個別指導を提供している期間がキャリアとしては1番長いです。
「個別塾が合わなくて家庭教師を試したいです」
「別の家庭教師の先生と合わなくて申し込みました」
などと、毎回実に色々な方が相談に来られます。
集団塾と個別指導の違いなら何となく皆さんお分かりになりそうですが、個別指導塾と家庭教師はどちらも個別に指導するものなので、あまり違いについてピンと来ない方も多いかと思います。
今回は私の生徒さんや保護者さん達からの実際のヒアリングをもとに、集団塾・個別指導塾・家庭教師サービスそれぞれの特徴と、そのサービスが向いている生徒さんの特性の傾向についてお話しさせていただきますね。
集団塾向きの生徒

集団塾だと、周りの理解度についていけずにあまり伸びない、競争社会のようなプレッシャーに押し潰されそう、などという声も沢山聞きますが、実は集団の中でこそ最大のパフォーマンスを発揮できるタイプのお子様もおられます。
このタイプのお子様は塾以外でも、既に学校の授業や部活動で、十分なパフォーマンスを発揮できている場合が多いです。
あとは、ひとたび軌道に乗ってしまえばその後も順調に勉強し続けられる傾向の生徒さんが多いようにも感じます。
仲間がいるからこそ自分の現在地、レベル感が分かるので、プレッシャーに強く、負けず嫌いで競争心の強いお子様にはうってつけです。
塾内のほかの生徒と比べて得意な科目があれば、「もっと得意になりたい!」と頑張って維持に努めますし、反対に周りよりも苦手な科目があれば「早く追いつかないと!」と焦ります。
塾内で成績によってクラス分けされるというプレッシャーも楽しんでしまうような、頼もしいお子様ですね♪
このように周りの生徒との比較をする事で自分のモチベーションを調整できるタイプの生徒さんは集団塾で色々な情報に触れながら、仲間と切磋琢磨していけるでしょう。
個別指導塾向きの生徒

一方で個別指導でならもっとパフォーマンスを発揮できるタイプのお子様もおられます。
これは決して「集団の中では伸びない」のではなく、「集団だと余計な気苦労が多いため、個別指導の方がより快適に学べる」という理解が適切です。
前述した通り、集団の中ではどうしても周りとの比較を無意識のうちに強いられてしまうので、かえってそれが過度なプレッシャーや自信の喪失に繋がるケースもあります。
自分の得意不得意をもしマンツーマンで指導してもらえれば簡単に伸びるのに、わざわざ集団塾で皆と一斉に授業を受ける必要はありません。
集団塾特有の競争環境では心が折れてしまったり、一方通行な指導では疑問点を質問しにくいというお子様は、個別指導だとそういったストレスは解消しやすいでしょう。
個別指導塾ですとだいたいブースで区切られており、1人の先生が数名程度の生徒を順番に巡回しながら解説してくれるので、集団塾よりはプライベート感があります。
理解していないのに「分かったフリ」をする必要はもうありませんね♪
成績が壊滅的に悪い、というわけではなく、なんとなくざっくりは把握しているが、局所的に分からない部分があるためテストで点数が伸びないタイプのお子様には個別指導塾で十分なのではないでしょうか。
家庭教師サービス向きの生徒

では同じくマンツーマン指導の家庭教師サービスは、前述した個別指導塾とどのような点で違うのでしょうか?
家庭教師サービスでこそ最大のパフォーマンスを発揮できるタイプのお子様というのは、簡単に言うと、
- 「私だけを見て!」
- 「私のためだけに教えて!」
- 「私のことだけを考えて!」
というタイプです。
個別指導塾に勤めていた頃と違って、今は家庭教師として毎回その生徒のためだけの指導を行なっています。
その子専用の教材を使って、その子に伝わりやすい方法で解説して、その子に合わせたスピードで進行する。
こんなことができるのは家庭教師サービスのみです。
個別指導塾ですと、個別指導とはいえほかの生徒さんもおられますし、カリキュラムに沿って多少は無理に先に進まなければならないので、どうしても一人一人の生徒に細やかなケアが行き届きません。
別の生徒に解説している間にまた別の生徒が既に問題を解き終わっており、多少は待たせてしまう時間も発生することを考えると、コスパは家庭教師の方がトータル良いのではないかとさえ思ってます。
これまでは集団や個別の塾、学校附属の専門塾に通っていて成績が振るわなかったけれど、自分のペースで勉強できる環境ならパフォーマンスを発揮できるようになった生徒さん達をこれまで沢山受けもってきました。
「こんなことなら最初から家庭教師を選んでおけばよかった…」
というお母様の嬉しい悲鳴も沢山聞いてきてますので、自分のお子様にどんな方法が有効なのか、実の親でさえも見極めることって意外と難しいのでしょうね。
個人の性格に合った選択を!

結局のところ、その子に何が合うかはなんとも一概には言えないというのが実態です。
ですが経験上、
①集団塾 → ②個別指導塾 → ③家庭教師
の順にカスタマイズ度が高いので、大幅に成績の面で周りに遅れをとっていたり、人の好き嫌いが激しかったり、慣れるまでに時間を要するような対面が苦手なお子様であればあるほど③に近いサービスをお勧めします。
家庭教師としてのキャリアの中では今まで不登校や、留年間近など、その他さまざまな課題をお持ちの生徒さんと接してまいりましたが、みんな最初の数ヶ月ですぐに慣れて半年以内くらいで成績が上向き始めることが多いです。
その子に合ったサービス、その子に合った先生に出会えるのが成績回復までに1番の近道かと思いますので、この記事が皆様のお子様にとって最適な環境で学習できるようになるためのヒントになれば幸いです。