英語が聞き取れないならシャドーイング1択!

こんにちは、”世界一やさしい英語講師”として活動中のRikaです♪


この記事では、リスニングが苦手な方向けに、聞き取り力アップのためのトレーニング方法についてご紹介しています。

「英語の音が速すぎていつも聞き取れない」、「いつか映画を字幕なしで観たい」といった方々に、少しでも参考になれば幸いです。


目次

  • 英語が聞き取れない理由
  • 聞き流すだけでは伸びない
  • シャドーイングとは?
  • シャドーイングが効果的な理由
    ① 音の変化に気づける
    ② 英語の語順で理解する力がつく
    ③ 耳・口・脳を同時に使う
  • 毎日5分でいいから始めよう!

英語が聞き取れない理由

「何回聞いても、何を言ってるのか全然わからない…」

英語学習においてよくあるお悩みですよね。

単語や文法学習と違って暗記すれば何とかなる問題ではないので、どう対策していいのか分からないという方が多いと思います。

単語も文法もある程度は分かっているのに、いざリスニングになると理解できないのは、皆さんの耳やセンスの問題ではありません。

英語の音は、私たちが学校で習うカタカナ英語とは全く違うことが原因なのです。


聞き流すだけでは伸びない

「とにかく聞きまくれば、英語耳になる!」

と思っている人も中にはいらっしゃると思いますが、残念ながらそういうわけにはいきません…(涙)

英語の聞き流し学習法がなぜダメなのかといった理由については、詳しくは別の記事で解説していますので、気になる方はそちらの記事をご覧ください。

そもそも、実際の英語の音って、見た目とは全然違うんです。

例えば、

Did you eat it?(食べた?)

私たちのカタカナ英語の感覚だと、

ディド ユー イート イット?

と読みそうなものですが、こちらのフレーズをネイティブが発音すると、

ディジュウィリ

のように聞こえます。

文字で見たら簡単な文なのに、音ではまったく別物に感じますよね!

思ったよりだいぶ文字数も少ないし、音も速く短い…。

このように、知っている単語なのに聞き取れない原因は、皆さんが既に知っている文字ベースでの音の認識と実際の音に大きなギャップがあるからなのです。

このギャップを埋めない限りは、どれだけ繰り返し聞いても脳が音を認識してくれないわけです。

ここで、このギャップを埋める作業として最も効果的なトレーニングがシャドーイングです!


シャドーイングとは?

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シャドーイングとは文字通り、影(shadow)を追うように英語の音声を声に出して追いかけるトレーニングです。

シャドーボクシングと同じような要領ですね。

英語音声を聞きながら、数秒遅れで真似しながら音声を追っかけて発音する練習法です。

ポイントは、スクリプト(字幕・台本)を見ずに、耳だけを頼りに流れてきた英語の発音をそっくり真似すること!

モノマネが得意な人は有利ですね♪

英語を聞く、理解する、発話するという3つのプロセスを同時に行うことで、リスニング力が飛躍的に伸ばせます。


シャドーイングが効果的な理由

① 音の変化に気づける

英語のネイティブスピーカーは、単語と単語をつなげて発音します。

私たち日本人の多くがこの「リエゾン(音の連結)」に悩まされています。

たとえば、

What are you doing?

をゆっくりカタカナ読みすると、

ワット・アー・ユー・ドゥーイング

ですが、これがネイティブのナチュラルスピードだと、

ワラユドゥイン?

のように聞こえます。

シャドーイングをすると、この音のつながりや脱落に自分の口がついていけない(聞き取れていない)部分がハッキリとわかります。

聞き取れない音をちゃんと自覚し、そこを重点的に何度も練習して鍛えられるんです。

こういった英語らしい音を体感できる点で良いトレーニングと言えるでしょう。


② 英語の語順で理解する力がつく

私たち日本人は、英語を聞いたときにどうしても日本語に訳してから理解しようとしてしまいます。

しかしその方法では流れてくる英語のスピードに脳が追いつきません。

シャドーイングは、聞いた瞬間に意味をとりながら口に出すので、英語を英語のまま理解する力がつきます。

最初は全然意味が取れないかもしれませんが、段々繰り返すうちに、少しずつ英語の語順で情報を処理することに慣れていきます。

この瞬時に処理する力が、あなたのリスニング力を一段階上に引き上げてくれます。


③ 耳・口・脳を同時に使う

聞き流しのリスニングでは耳だけを使いますが、シャドーイングでは耳・口・脳のすべてを同時に動かします。

聞く→理解する→発音する

という動作を高速で繰り返すので、脳の情報処理能力も鍛えられます。

また、自分の口で発音することによって聞き流し作業よりも格段に記憶に定着しやすくなります。

スポーツや楽器の練習と同じで、体を動かすと記憶への定着が早くなるのと同じですね。

英語も頭で覚えるだけでなく、体にしみこませることができるのが、シャドーイング最大の強みです。

そして何より、徐々に速いスピードについていけるようになったり、英語を聞き取れる自分に近づいていくので、モチベーション維持にも効果的です!


毎日5分でいいから始めよう!

シャドーイングは本物の英語の音を自分の中に染み込ませる最強のトレーニングです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、5分だけでも毎日続けることで確実に耳が変わってきます。

「なんとなく聞こえる」ではなく「ちゃんと聞き取れる」へ変わるために、まずは1日5分

今日から英語が聞こえる耳を育てていきましょう!

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